クラウドが効果を発揮する4つのビジネスモデルとは?IaaS選び3つのポイント
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企業が直面するビジネスとITに関わる課題
近年、企業を取り巻く経済環境は非常に厳しい。世界中を震撼させたリーマンショックから、直近では欧州の金融危機まで、世界経済は停滞しつつあり、その解決の糸口もまだ明確に見えない状況だ。しかし、市場マインドが冷え込む中でも、企業は生き残りを懸けてあらゆる面での経営努力を惜しまずに実行しなければならない。もちろん日常業務を支えるITの運用管理も、新規ビジネスへの初期IT投資についても、可能な限りコスト低減の工夫が必要になっている。
またインターネットの浸透によって、情報の伝達速度も依然と比べものにならないほど速くなった。それに伴い、製品・サービス自体のライフサイクルも短くなり、「いざ利用しようとした時には機能が陳腐化して使い物にならなくなっていた」という話も聞かれるようになった。競合他社より優れたものを、スピード感をもってタイミングよく投入していかなければ勝ち抜けない状況にある。
さらに企業のグローバル経営も進展している。歴史的な円高も加わり、とりわけ製造業を中心に海外進出への動きが加速している。大企業が海外に移転すれば、彼らのビジネスを請け負う中堅・中小企業にも影響が出る。そうした状況に合わせて、企業ITシステムもグローバル基盤として活用されはじめ、社内でのガバナンスとマネジメントが求められるようになってきた。
コスト、スピード、グローバル化が求められる中、できるだけコストを下げ、自前でIT資産を持たずにネットワークを経由でIT資産を活用する、クラウドサービスの利用に、今、多くの経営者が舵を切り始めている。日本IBMが実施した調査によれば、2009年時点で導入を検討中と実施中の企業は24%に過ぎなかったが、2011年2月には56%にまで増えており、今後ますます増加することが予想されている(図1)。
クラウドが最大の効果を発揮する4つのビジネスシーン
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