そのファイル、誰がアクセス可能で、実際は誰が使っているか把握できていますか?――データ統治強化の第一歩「ファイルサーバ棚卸し」を実現するためのポイントを解説
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アクセス権限を自動で把握し、効率的に運用・管理する仕組みづくりが肝要
アクセス権限の管理が複雑になっているという事実は、企業内において必要以上にアクセス権限が与えられていることを意味している。このような状態を放置しておくと、セキュリティが甘くなり、権限設定の不備から重大な情報漏えいが引き起こされるリスクも発生する。また、万が一何かインシデントが起きてしまった際には、サーバ規模によっては事後解析に膨大な時間と労力を割かれることになりかねない。従って、アクセス権の把握から一歩踏み込んで「本当に適切な権限が付与されているのか?」あるいは「不要な権限が付与されていないか?」といった権限管理まで日頃から積極的にチェックし、コンプライアンス・ポリシーの精度を高められるように「ファイルサーバの棚卸し」を実施しておく必要があるのだ。
しかし、ファイルサーバに対する膨大なアクセス権限を、いつも何かと忙しい管理者がいちいち手作業で把握し、運用から管理、メンテナンスまで手間を掛けるわけにいかないのが実情だろう。例えば組織ごとにアクセス権限の棚卸しをする場合、ファイルサーバに10万個のフォルダがあったと仮定しよう。ここで1フォルダの権限調査に最低1分の時間を要するならば、全ての調査を完了するためには単純計算で約1666時間=約208日(1日8時間労働)も掛かってしまうのだ。アクセス権限を自動で把握し、効率的に運用・管理してくれるような仕組みづくりが絶対的に肝要となる。
そこで活躍してくれるのが、米Varonis Systems社(以下、Varonis社)が開発・販売しているファイルサーバアクセス・統合管理ソリューション「Varonis DatAdvantage」だ。Varonis社は海外において有名なベンチャーで、モルガン・スタンレー、CIBC(Canadian Imperial Bank of Commerce)、AT&T、ジュニパー・ネットワークスなど大手企業で5000システム以上の導入実績を誇り、その急成長ぶりが大変注目を浴びている企業の1つだ。ノックスは2007年から同社と一次代理店契約を締結し、主力製品である「Varonis DatAdvantage」の国内販売を開始。国内においても、すでに奈良県庁や、導入当時三井住友銀行グループ、現SBIグループのDoフィナンシャルサービスなど多数の導入実績があるという。
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