大容量のデータを安全かつ低コストでやりとりしたい! クラウド時代の新世代オンラインストレージサービスとは?
スターティア ネットワークソリューション事業部 辻 信政氏 インタビュー
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いまだ"クラウド以前"の仕様で提供されている法人向けオンラインストレージサービス
扱うデータサイズが大きくなっているのは企業も変わりない。ノートPCやスマートフォンを持って外出している社員とのデータ共有、外部の協力会社とのデータのやりとりなど、大容量のデータをやりとりする機会はますます増えているのが実態だ。しかし、こうした企業のニーズに対し、現在の法人向けオンラインストレージサービスは十分に応えられていないと、スターティア ネットワークソリューション事業部 セールスグループ ホスティング課 マネージャー代理 辻 信政氏は指摘する。
「2000年代の前半、オンラインストレージが注目された時期があり、法人向けの有料サービスもいくつか登場しました。しかし、その後の情報漏えい事件の多発を受けて、情報を社外に保存することに抵抗を覚える企業が増え、サービスが停滞した印象を受けています。しかし、ここ2、3年、データの大容量化とクラウドへの注目により、再びオンラインストレージを活用したいと考える企業が増えてきました。ところが、多くのサービスは従来のままで、コスト、機能・操作、セキュリティのいずれにおいても、こうした企業のニーズに十分対応できていないと思います。」
実際に、多くの法人向けオンラインストレージサービスは「高い」という印象が強い。辻氏によれば、月額の使用料の相場は1GB=1万円だという。これでは、WordやExcelのファイルはともかく、画像や動画を手軽に共有するというわけにはいかない。
また、操作性においても、Webブラウザで専用ページにログインしてファイルのアップロード/ダウンロード/削除ができる程度のサービスがほとんどだ。さらに、セキュリティ面ではID・パスワードによる認証とSSLによる暗号化に対応したサービスがほとんどで、証明書によるPC端末の認証まで行おうとすると、別サービスとの組み合わせが必要になるケースが多い。
このように、「クラウド」が盛り上がっているわりには、法人向けのオンラインストレージサービスはクラウド以前の仕様で提供されているのが実態なのである。
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