- 2006/06/26 掲載
インテル、トヨタを見習った?新CPUを発表
同プロセッサでは、従来Pentium 4アーキテクチャが採用されていたが、今回発表した5100番台ではCoreアーキテクチャを採用することで、電力消費量、発熱量、ハードウェアリソースの有効活用、セキュリティ・運用管理の最適化を実現。インテル 代表取締役社長 吉田和正氏は「トヨタのハイブリッドシステムのように、電力消費量とパフォーマンスの両方を達成したCPU」と語り、会場にトヨタの車を持ち込み展示するほどだった。
インテル コーポレーション デジタル・エンタープライズ事業本部 副社長 兼 サーバー・プラットフォーム事業部長 カーク・スカウゲン氏は、電力消費量がますます増加の傾向にあり、トータルコスト中第2位を占めるに至っている点を指摘。Xeon5100番台は、従来のシングルコアXeonに比べ、性能で3倍、消費電力当たり性能は3.5倍となるなど、機能・パフォーマンス・電力効率がプラットフォームにバランス良く反映されていると語った。
また、従来の5000番台のXeon(開発コード名 Dempsey)や、今回発表の5100番台のXeon(Woodcrest)は互換性のあるプラットフォーム「Bensley」で提供し続けると言及。長期にわたるサポートを約束した。
そのほか、IT予算の89%が既存ビジネスの継続に費やされている一方、有効活用されていないハードウェア資源は85%にのぼっている点についても言及。これらを解消するために、WindowsやLinuxを同時に動作させる仮想化技術(Xen、VMware、Microsoft Virtual PC)に対応したCPU用プラットフォーム「インテル バーチャライゼーション・テクノロジ」は今回発表のXeonにも搭載されている。
5100番台としてはもっともローエンドなデュアルコア インテル Xeon プロセッサー 5110(1.6GHz)が2万4,000円、最上位の5160(3GHz)が9万7,000円(それぞれ1千個受注時)。今週末から出荷を開始するが、リテール版の販売時期は未定。
なお、Xeonの機能向上にともなって、Itaniumと競合するのでは、という懸念については「ターゲットが違う(カーク氏)」として、ItaniumがSun MicrosystemsのSPARCやIBMのPowerといったCPUを用いたメインフレームを置き換えるものであると改めて強調した。
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